9月に入っても暑い日は暑い。

こんな時は高原での夕涼みにかぎる。

そんななか今回お邪魔したのは、山形でも老舗の古竜湖キャンプ場である。



近場で無料の有名なキャンプ場ではあるが、昔来た時のイメージがあまりかんばしくなく、ずっと疎遠であった。

20数年ぶりでの利用だが、かつての記憶だと草もぼうぼうで手入れなどされておらず、むしろ心霊スポットのような場所だった気がする。

それがいざ久々に訪れた途端にあっさりとマイナスイメージは払拭されてしまった。





こんないい場所だっけ？？

当時はキャンプなどさして興味もなく、夜間でのin〜outだったので景観など見れるはずもなく、
道中の道の悪さだけが印象に残っていた気もする。

ましてや２０歳そこらの若造には日中にきてても、
そんな景観を愛でるような素養もあったかどうかも、あやしいもんである。


こんなロケーションで無料というと、何かネガ要素もあんじゃね？と思いましたが、スマホの電波が届かないのとしいていえばトイレが仮設なのくらいかな。





それでも水場を含めて管理人さんの掃除が行き届いており、ヘタな場所のトイレよりもキレイです。

またここの管理人さんがまた意欲的な方で、各サイトに気さくに声かけをしていたり、日に数度、熊避けの爆竹を各地で炸裂されておりました。そんな管理人さんが夜間も常駐という、心強い体制です。








今回はテン泊ですが、このキャンプ場の目玉は
バンガローすら無料という破格の設定。

多くは林間ではあるが、オススメは湖畔の二棟。





築は古いものの屋根や外壁は毎年ペンキも塗っているそうで結構キレイです。
内装はほぼ寝るだけのスペースしかないものの、窓には網戸もあるので涼しくはすごせそう。

照明も無くゴザはありましたが、コットやマットをしけば一般のキャンパーなら問題ないでしょう。


この日はすこぶる天気は良かったものの、利用者の8割方はバンガロー泊みたいでした。


そんなバンガロー推しのキャンプ場ですが、今回はしっかりと「キャンプ」が目的なんで、フリーサイトの最奥にひっそりと設営させて頂きました。



高原なんでトンボ達が無数にいましたが、イヤなタイプの虫はそんなにおらず、しばらくぶりの虫刺され無しのキャンプです。



夜になると控えめな街灯がトイレ付近にあるのみ。

最奥の我がベースキャンプは月明かりはあるものの、焚き火とランタンの灯りで照らされるのみ。

スマホもいじらず、黙々と火遊びと酒をたのしんだのちに、ほろ酔い？のまま気持ちよくシュラフに潜り込んだとたんに意識がとびました。




翌朝も快晴。

湖面に映る景色も快晴。

前回の、

久々のソロキャンプ in 馬見ヶ崎河川敷
https://chaiyamagata.naturum.ne.jp/e3262582.html

無念のドタバタ撤収でコーヒーも飲まずに幕を閉じたあの朝。

今回こそは前回のリベンジと張り切っていたが、

そんな気持ちすらもすっかり忘れさせてくれた極上の朝であった。